唐突な問いかけで恐縮なのですが、味噌ラーメンってあまり食べる機会ないと思いませんか?
私は横浜出身なので、横浜は「吉村家」が発祥とされる豚骨醤油ラーメンとはずいぶん長い付き合いなのですが…味噌ラーメンはあまりお店で食べたことがなかったんです。家で食べてたのも、サッポロ一番味噌ラーメンくらいかな。
そんな私が言うのもどうかなと思うのですが、私人生史上ナンバーワンの味噌ラーメンに、ここ熱田で出会ってしまったため共有させていただきたく。
熱田味噌拉麺ぶりゆ
緑区にある「拉麺ぶらい」「鶏番長」「新潟老舗あばり」、大府の「RAMEN ぶろす」といった超人気店の系列にあたる「熱田味噌拉麺ぶりゆ」。
熱田神宮周辺にはこの他にも何店舗か人気のラーメン屋があるのですが、おそらく人気度で言ったらこちらの「ぶりゆ」さんがトップなのではないでしょうか。特にランチタイムは、いつ行っても人が並んでいます。
でも、こちらのタブレットで先に受付を済ませることで、おおよその案内時間が表示されるため、待ち時間を店の前で過ごさなくても良いのです。これはとてもありがたい。
目の前には熱田神宮があり、広々とした境内を散歩しているだけであっという間に時間は過ぎます。
案内時間が近づいたらお店の横にあるベンチなどで待機。けっこう前倒しで呼ばれることが多いので、早めに行っておくが吉です。
席に着くと、このお店のラーメンに対するこだわりがつまった紙がテーブルクロス代わりに置かれています。読んでるだけで腹が鳴る。
私はいつもラーメンだけでお腹いっぱいになるので頼みませんが、この「肉まぶしご飯」(490円)もかなり美味しいらしい。後で触れますが、こちらのお店のチャーシューがとても美味しくて、それを自家製ダレに漬け込んでバーナーで炙ったものがご飯にのっているようです。ひつまぶしのようにして食べるみたい。気になる。
水は銀のタンブラーで供されます。コップにキンキンの水が入って、その水がまた美味しい。こういうところでも、ラーメン本体への期待感が高まります。
最強の味噌ラーメン、実食
こちらが人気No.1「みそ全部のせ」1,450円。堂々たる風格。
「全部のせ」は牛チャーシュー、飛騨豚レアチャーシュー、燻製味玉、ワンタン、牛そぼろ、九条ネギの具材トッピングされており、そのすべてが4番バッターのようなインパクトの旨さ。これぞ最強の味噌拉麺という、オールスターチームのような風格を感じることができます。
具材の全てに妥協なし。
スープは自家製の味噌ダレに、野菜で風味をつけた「飛騨牛油」を加えたうま味豊かなスープ。しかも後で調べて気づいたのですが、なんと無化調とのことで。どおりで解像度の高いストレートな味わいだと思いました。麺も自家製で、フランスパン用の小麦を使っているのだとか。パツっと切れる中細麺は麺との絡みも秀逸。
40代男性としてはちょうど良い量だと思いますが、ご飯系のほかに「和え玉」というシステムもあり。味噌ラーメンには「バジルの和え玉」が相性抜群のようで、隣の方も注文されていました。今度はもっとお腹を空かせて、ぜひこれを頼もう。
ぶりゆの注意点
味は本当に文句なしで、自分的にも人生No.1の味噌ラーメンなのですが…一点だけ注意があるとすれば、味噌ラーメンは結構しっかりニンニクが効いています。仕事中などは気を付けた方がいいかもしれません。
また、全ての具材がエースストライカーというか。お互いが引き立てあうというより、全員シュートを決めに来るようなラーメンでして、食べ終わった後は強烈な満腹感と共に「次は3か月後くらいでいいか」となります。私だけかもしれませんが。
ともあれ、遠方からでも一度は食べにくる価値あると思います。ぜひお試しを。
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